結論から言うと、トイプードルを迎える前に一番知っておいてほしいのは「ネットの情報は参考程度にすること」です。

実際の性格・得意不得意・必要なケアは、一匹一匹まったく違います。3年間一緒に過ごしてわかったリアルな話を、良いことも大変なことも包み隠さずお伝えします。

この記事を書いた人
トイプードル(3歳・オス)と暮らすオーナーです。毎日一緒に過ごしてきた3年間で感じた「知っておけばよかったこと」を正直にお伝えします。

結論:ネットの情報は参考程度にする

トイプードルは賢い、抜け毛が少ない、初心者にも飼いやすい。こうした情報はよく見かけますし、実際に当てはまる部分もあります。

でも、迎える前に知っておいてほしいのは、どんな情報も「一般的な傾向」であって、あなたの愛犬の説明書ではないということです。

しつけも、食事も、ケージの使い方も、ネットの通りにやれば必ずうまくいくわけではありません。うまくいかない時に「自分のやり方が全部悪い」と思い詰めるより、愛犬をよく見て、必要ならやり方を変える勇気の方が大切でした。

ネットの情報が全て当てはまるわけではなかった

トイプードルを迎える前、私もたくさんのサイトやYouTubeを見て勉強しました。しつけの方法・食事の与え方・トイレのトレーニング。たくさんの「正解」を頭に入れて、お迎えに臨みました。

でも実際に一緒に暮らし始めて、すぐに気づいたことがあります。

ネットやYouTubeのハウツーが、自分の犬に全て当てはまるわけではなかった。

これが3年間で一番大切だと感じた気づきです。

犬にも個性があります。得意なこと・苦手なこと・好きなもの・嫌いなもの。それは一匹一匹まったく違います。ネットの情報はあくまで一般的な傾向であり、あなたの愛犬に100%当てはまるものではありません。

この記事もそうです。参考程度に読んでもらえれば十分です。一番大切なのは、あなた自身が愛犬を観察することだと思っています。

意外と大変だったこと

ケージが大きなストレスになっていた

「犬は狭いところが落ち着く」という情報をもとに、我が家でも最初はケージで過ごさせていました。

ところが、飼い主が離れると狂ったように暴れ、夜も眠れないほど鳴き続ける日々が続きました。こちらも眠れない日が続いて、本当に悩みました。今でも鮮明に覚えています。

「この子は狭いところが苦手なのかもしれない。でも緊急時にクレートに入れられるようにもしておかなければ」

その思いから、ケージとクレートに入る訓練を続けていくうちに、あることに気づきました。

飼い主を感じられる状況であれば、ケージにもクレートにも長時間入っていられる。

つまり問題は「狭い場所」ではなく、「飼い主と離れること」だったのです。

そこで我が家ではケージフリーに切り替えました。お出かけやいざという時のためにクレートに入る練習だけを続け、今ではお留守番こそ苦手なものの、バッグやクレートに入ることは難なくできるようになっています。

ネットの情報を鵜呑みにせず、愛犬をよく観察して試行錯誤した結果です。

最初に信じていたこと実際にわかったこと
狭い場所なら落ち着く愛犬の場合は、飼い主と離れることが大きなストレスだった
ケージに慣れさせれば解決する緊急時に必要な練習は続けつつ、普段はケージフリーが合っていた
一般的な方法が正解愛犬の反応を見て、暮らし方を調整する方が合っていた

お迎えして驚いたこと

抜け毛がほぼゼロ

「犬を飼ったら服に毛がつく・床に毛が落ちる」とイメージしていました。

でも実際には、3年間で抜け毛が床に落ちていると感じたことが一度もありません。服についていたことも全くありません。

トイプードルは、季節の変わり目に下毛がごっそり抜ける犬種とは毛の性質が違い、人間の髪に近いように伸び続ける毛質です。抜け毛が極めて少ないのが特徴で、アレルギーが気になる方にも向いている犬種と言われる理由がよくわかりました。

抜け毛の実体験を詳しく知りたい方へ

3年間暮らして感じた抜け毛の実態と、正直なデメリットを別記事でまとめています。

トイプードルの毛は本当に抜けない?を読む

家具がボロボロにならなかった

子犬の頃は何でも噛むと聞いていたので、家具がボロボロになることを覚悟していました。

でも実際には、大きな被害は全くありませんでした。もちろん個体差はあると思います。噛む子もいれば、そうでない子もいます。

大切なのは、「必ずこうなる」と決めつけすぎないことです。心配しすぎるより、危ないものを届く場所に置かない、噛んでいいおもちゃを用意する、愛犬の様子を見ながら環境を整える。この積み重ねの方が現実的でした。

3年間飼って、一番伝えたいこと

「3歳の子供を放っておけますか?」

これが全てだと思っています。

犬を飼うということは、3歳の子供と一緒に暮らすようなものです。

3歳の子供を長時間一人にしたら、かまってもらえなくてちゃんといじけます。退屈すればいたずらもします。それは「悪い子」なのではなく、かまってほしい・一緒にいたいという気持ちの表れです。

3歳の子供は能力的に失敗してしまうこともあります。純粋に悪さをしてしまうこともある。

そんな時は叱ることも必要です。でも叱ることと同じくらい、できた時には大げさなくらい褒めてあげることが大切です。感情豊かに、大げさに喜んであげてください。それが愛犬にとっての何よりのご褒美になります。

トイプードルを迎えることと引き換えに、趣味を1つ・2つ手放す覚悟が必要だと感じています。

それが苦痛なら、飼うタイミングを見直した方がいいかもしれません。でも、その覚悟ができているなら、こんなに豊かな毎日はないと思います。

愛犬を「観察すること」が最大のしつけ

何かを変えたい・改善したいと思った時、まずやってほしいことがあります。

愛犬をよく観察してください。

その子が何を怖がっているのか。何が好きで何が嫌いか。どんな時に嬉しそうにするのか。

ネットの情報は一般的な傾向であって、あなたの愛犬の説明書ではありません。愛犬を一番知っているのは、毎日一緒にいる飼い主であるあなた自身です。

もし変えたいことがある場合は、ネットだけの情報で試行錯誤するのではなく、愛犬と一緒にドッグスクールへ行くこともおすすめです。飼い主も一緒に変わるという姿勢が大切だと感じています。

トイプードルを飼う前に準備すること

費用の覚悟

年間でかかる費用は、フード・トリミング・医療費だけで30〜40万円以上になることがあります。これは決して安くありません。

迎える前に、かわいさだけでなく毎月の固定費まで見ておくことが大切です。特にトイプードルはトリミングが必要な犬種なので、カット代は暮らし始めてから避けられない費用になります。

費用の実例はこちら

我が家の年間費用を、食費・トリミング・医療費まで具体的にまとめています。

トイプードルの年間費用を公開

フード選びは慎重に

毎日食べるご飯だからこそ、何を食べさせるかは慎重に選びたいです。我が家では離乳後からずっと、グレインフリー・添加物ゼロのフリーズドライフードを与え続けています。

ただし、どのフードが合うかも愛犬によって違います。食いつき、便、毛艶、体重の変化を見ながら、その子に合うものを選ぶことが大切です。

我が家のフードレビュー

K9ナチュラルを3年与えて感じたメリット・デメリットを正直にまとめています。

K9ナチュラルをトイプードルに3年与えた正直なレビュー

体格の個体差も知っておく

トイプードルといっても、体格にはかなり個体差があります。小さいことだけが正解ではありません。体重の数字だけで判断せず、骨格・筋肉・健康状態を含めて見ることが大切です。

体重で不安になった方へ

体重の目安と、我が家で実際に感じた不安を別記事でまとめています。

トイプードルの体重、うちの子は大きすぎ?を読む

まとめ

トイプードルは、抜け毛が少なく、賢く、暮らしやすい面がたくさんあります。でも同時に、寂しがりだったり、ケアが必要だったり、想像以上に人の時間を必要とする存在でもあります。

迎える前にすべてを完璧に知ることはできません。それでも、ネットの情報を信じすぎず、愛犬をよく見て、一緒に変わっていく覚悟があれば、毎日は本当に豊かになります。